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函館 南かやべ地区は極上昆布の生まれ故郷
昆布のふるさと函館・南かやべの町は、6割の人が漁業に関わり、中でも昆布に携わる割合が高いことで知られています。夏場の昆布漁最盛の時期を頂点に、多くの人が、おぼろ昆布・とろろ昆布の製造や昆布の育成に日々励んでいます。町をあげて昆布づくりに精力的に取り組む、まさに昆布の里にふさわしい町です。 |
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この土地の海水が、おいしい真昆布を育てる。南かやべの前浜は、昆布の生育にとって最適な海。理由として、比較的遠浅、照度が高く、寒暖流が合流し育成に適した水温、流紋岩(酸性岩)地形でケイ素が豊富、広葉樹林からの栄養塩や、ミネラルが大小30の河川から流れ込むことなどがあげられる。年4000t(全国の15%)もの昆布の収穫を誇る。 |
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南かやべと北前船は、昆布の食文化のルーツです。
昆布の歴史はかなり古く、縄文時代から重要な食料とされ、人々の生活に深く密接にかかわっていました。古くから欠かすことのできないものであった昆布や、縄文期の生活を今に伝える遺跡(大船遺跡)が南かやべで発掘されており、昆布と南かやべの長い歴史をうかがい知ることができます。 |
【北前船】
17c後半〜18c初めに始まり、明治後期まで運航した。本州から米、塩、酒、衣、紙、ろうそく、雑貨、蝦夷から昆布、鰊のメ粕、鮭鱒を送る。江戸から明治の日本経済の立役者として活躍した。 |
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函館周辺の海で採れる真昆布は白口浜真昆布・黒口浜真昆布・本場折浜と三つに分類されます。中でも、最も高級とされる白口浜真昆布が採れるのが南かやべ地区です。白口浜真昆布は、料理人が絶賛する本物の味です。高級料理に使われる昆布であり、高価な食材です。 |
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古くは江戸時代から三百年余り、朝廷・幕府への献上品として奉納された献上昆布として名高い天然真昆布は、南かやべが誇る特産品です。現在でも関西の割烹などでしか味わえない自信の一品をぜひ味わってみてはいかがですか。 |
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▲白口浜真昆布の切り口 |
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